トップメッセージ

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創立100周年に向け、持続的な成長と働きがいのある会社への変革を推進し、それぞれの分野で『世界のリーディングカンパニー』をめざします。トピー工業株式会社 代表取締役社長 藤井 康雄

事業活動を通じて企業の社会的責任(CSR)を果たします

「トピー工業グループの存続と発展を通じて、広く社会の公 器としての責務を果たし、内外の信頼を得る。」というグルー プ基本理念のもと、モノづくりそのものを通じた持続可能な 社会の実現に貢献し、ステークホルダーの信頼を得ることが 当社のCSR戦略です。
当社では、素材部門であるスチール事業部の鉄鋼製品をも とに、加工部門であるプレス事業部と造機事業部が、独自の 技術によってホイールや履帯などの高付加価値製品を生産 しています。この「素材から製品までの一貫生産」は当社の最 大の強みであり、そのシナジー効果によって、素材の物性や 設計・デザインなどお客様の多様なニーズにお応えできる、 信頼性の高い製品づくりを行っています。
このようにモノづくりを通じて企業価値のさらなる向上に取 り組むことが、より豊かで暮らしやすい持続可能な社会の実 現につながり、ひいては当社グループの成長につながると考えています。

前中期経営計画“Growth & Change 2015”(G&C 2015)の振り返り

2012年度より実行してきた前中期経営計画では、グローバル での“成長”と高収益体質への“変革”を基本方針として諸施策 を推進してきました。自動車・産業機械部品事業では、グロー バル供給体制の確立に向けた海外生産拠点の拡充を進め、鉄 鋼事業では、圧倒的なコスト競争力を実現する新製鋼工場を稼 働するなど、次の成長への基盤づくりを着実に実行しました。 また、指名諮問委員会・報酬諮問委員会の設置や、社外取締役 の導入などコーポレート・ガバナンスの強化をはかりました。 一方で、中国をはじめとした新興国の成長の鈍化や資源価格 の低迷に伴い建設機械用足回り部品と鉱山機械用ホイール の需要が急激に減少したため、事業の再建を迅速に実行しま したが、収益目標の達成には至りませんでした。

新中期経営計画“Growth & Change 2018” (G&C 2018)について

当社グループを取り巻く事業環境は、世界的には新興国を中心 に自動車需要や鉄鋼需要の拡大が期待される一方で、人口の 減少や高齢化の進展などにより国内需要の拡大は期待できな いと見込まれます。また、回復が遅れている建設機械と鉱山機 械の需要については、先行き不透明感があるものの世界の人 口増加や都市化率の上昇を背景に長期的には伸長していくと 予想されます。
2016年度から2018年度を実行期間としてスタートした新中 期経営計画では、グローバルでの“成長”と高収益体質への“変 革”を引き続き推進し、自動車・産業機械部品事業を成長ドライ バーと位置付け、グローバルでの事業展開を加速することで、 持続的な成長をめざします。また、独自技術の新たな活用方法 を創造し、新事業へ挑戦します。
加えて、社会からの信頼と共感を得るとともに、将来を担う人 材が最大限に能力を発揮できる働きがいのある会社づくり、 変化に柔軟に対応できる企業風土や意識と行動の改革に取 り組んでいきます。

次の100年も持続的な企業であり続けるために

世界に製造・販売拠点を広げていくことにより、当社グループ の経営はますます世界の変動に巻き込まれていくことになりま す。これは成⻑のためには避けられない道であり、我々はこの 道を進んでいきます。経営環境が常に、短期間で⼤きく変動す ることを覚悟しなければなりません。そうしたなかで、持続的 に成⻑するためには、常に新たなことに「チャレンジ」をし続け ることが必要です。
当社は1921年に創⽴され、今年は創業95周年になります。そ の⻑い歴史のなかで、絶え間ないチャレンジを通して「技術を 深め、市場を切り拓く」という企業⽂化のもと、⼤きく成⻑してきました。しかし、従来の経験の延長だけでは生き残れないと いう時代にあり、次の100年も持続可能な企業であり続けるた めには、あらためなくてはならない⽂化と残すべき⽂化をよく 分析し、新たな企業⽂化を創り上げていくことも必要です。新 中期経営計画ではこうした課題にも力を注いでいきます。

2015年度のCSRの取り組み

今回のレポートでは、2016年度から2018年度を実行期間と してスタートした「新中期経営計画」、より実効性を持たせ、社 員のモチベーション向上につながるようになった「小集団活動 (JK)」、環境配慮や社会課題解決の具体的な取り組み結果に より、エネルギー指標低減などが着実に成果を上げた「エネ活 2020」を特集記事でご報告しています。昨年の特集で取り上 げた新型電気炉(エネルギー効率世界一、国内最大級200t) を有効に活用し、引き続き事業を通じた環境貢献を進めてい きます。
また、当社は、調達における観点をしっかりと持ち、各部門の独 自基準により公正で、安定した調達と、お客様、マーケットの ニーズを裏切らないサプライチェーン・マネジメントの構築を 進めています。2015年度に、お客様から品質・コスト・納期に ついて高い評価をいただいたこともご紹介しています。 グローバルでの事業展開を推進するうえで地域の文化や習慣 を尊重し、それぞれの国のコンプライアンスを遵守し、ダイバー シティ推進などその地域の社会課題に向きあうことも、重要な 課題であると考えています。

ご安全に!

2016年9月

トピー工業株式会社 代表取締役社長
藤井 康雄