鋼の製造プロセス

鋼の製造プロセス

製鋼工場は、高生産性を誇る120トン電気炉を有し、時代を先取りした製造技術の導入により高生産と高品質の両立を実現しています。
これまでに蓄積された技術で、よりクリーンな鋼の製造プロセスを確立しました。その主な特徴として、
・EBT(ボトムタッピングシステム)によるスラグフリー出鋼
・LFにおける成分や温度のタイトなコントロール
・CCにおける断気鋳造、ミスト冷却システム
などがあげられます。

鋼の製造プロセス

1.スクラップヤード

原料となる鉄スクラップを保管し、コンピュータシステムにより、スクラップの最適配合を行っています。

2. 120t電気炉

120t電気炉

電力と酸化反応熱によりスクラップを溶解します。酸化精錬により溶鋼中の不純物を除去します。
1) 助燃エネルギーの積極活用による操業改善
2)高生産性と低電力原単位の両立、高電圧低電流操業の徹底
3)コストミニマムを志向したエネルギーバランスの適正化

3.取鍋精錬炉

取鍋精錬炉

造滓材と合金鉄を投入し、精錬、成分調整を行います。鋳造条件に合わせて温度をコントロールします。
1) 還元スラグ処理時の環境への配慮
  蛍石フリー処理技術の確立
2) 迅速精錬
 出鋼流造滓の実施、LF操業の自動化

4.合金鉄ワイヤー添加装置

合金鉄ワイヤー添加装置

元素の微量添加を行い、より高品質な鋼の造り込みをします。
1)微量添加元素のタイトコントロール
 [Al]、[Ti]、[B]、[S] 微調整実施
2)Ca添加による介在物形態制御
 介在物無害化、高清浄度化

5.連続鋳造機

連続鋳造機

タンディッシュから3つの鋳型へ均等に流し込み、連続的に鋳造します。断気鋳造で高品質の鋳片を製造します。
1)多品種小ロット生産への対応
状況に応じた異鋼種連々法の選択
2)高速鋳造における操業の安定化
 ブレークアウト予知装置の開発
3)中炭素鋼の高速鋳造技術
 CCパウダー改良、浸漬ノズル形状変更

6.粗材ヤード

粗材ヤード

大・中形2つの工場に向けた鋳片の振り分けで装入順のコントロールを行っています。
1)鋳片の一時保管
 製鋼ー圧延間のバッファー
2)鋳片検査
 表面疵の有無を検査