大形圧延工場

一般形鋼から異形形鋼まで、幅広く生産

材料加熱から出荷にいたる製造、品質管理、進捗管理は、最新鋭設備を導入し、コンピュータを駆使した高度な制御技術によって自動的に行われます。また、製造品種により最適な製造プロセスを選定しています。

1.加熱炉

材料の装入から抽出までの操炉を自動運転し、省エネルギーをも可能としたウォーキングビームタイプです。

2. BD圧延機

H形鋼や異形形鋼にも対応した仕様となっています。

3.粗圧延機

粗圧延機はNo.1-2, No.3-4と連続配列としており、特にNo.3-4は引出し式を採用し、品種に合わせた効率の良い生産を図っています。

4.ユニバーサル圧延機

高精度のH形鋼を水平ロールと竪ロールの組み合わせにより効率的に圧延します。

5.ミスト水冷装置

製品の熱曲がり対策として矯正機前段で温度コントロールをし、高精度な品質確保を図っています。

6.自動パイリング装置

多様なニーズに迅速かつ的確に応えるため、ラベル発行、貼付、結束などは完全に自動化されています。

中形圧延工場

異形形鋼を中心に多品種小ロットで生産

クロスカントリーミルや高精度の仕上げ圧延機、そして伝統ある技術により、さまざまな異形形鋼が造り出されています。さらに、制御圧延方式の実現など、絶え間ない技術開発や各種新鋭設備により 高級化、多様化したニーズにフレキシブルに対応しています。 

1.加熱炉

ウォーキングビーム・タイプの加熱炉で、小ロット生産のための多くの機能を備えています。

2.BDミル

異形形鋼の製造に適したグリップチルターを採用しています。

3.Rミル

品種に合わせて3Hi, 2Hi圧延機を使い分け、効率化をはかっています。

4.クロスカントリー圧延機群

さまざまな異形形鋼を高い生産性で造ることが可能なクロスカントリー圧延機群。

5.高剛性圧延機

ロール胴長を短くし、かつ閉頭式としているため、機械的なガタの発生を抑え、製品の寸法精度を高めています。

6.冷却床

多切化対応として冷却床以降の精整工程は2ライン配置を採用しています。

7.ロール準備場

次に生産するサイズのロールや誘導装置類を圧延機に組み込む作業場です。小ロット生産に対応するために効率と安全性が徹底的に追求されています。