代表取締役社長 石井博美による社員向け「2024年年頭挨拶」の要約を以下のとおりお知らせいたします。

 2024年の年頭にあたり、新年のご挨拶を申し上げます。
 まず、元日に発生しました「令和6年能登半島地震」により亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された方々やそのご家族に対して心からお見舞い申し上げます。一日も早い復旧を心からお祈り申し上げます。
 本年は、中東情勢の悪化等の地政学的リスクの高まりに加えて、中国における不動産市場の停滞に伴う影響、原材料・エネルギーの価格変動、物流費や労務費等の上昇など、当社グループを取り巻く事業環境は、先行き不透明な状況が継続すると考えられます。このような「不確実性の時代」が続く中、突如として起こる変化に対し、どのような意思を持って対処していくかが重要なポイントとなります。
 このような中、昨年は、販売価格の適正化やプロダクトミックスの改善、構造改革によるコスト削減や中期経営計画の諸施策を着実に進め、収益基盤は確実に強化されました。2023年度の業績については、V字回復を遂げた前年度から黒字幅が拡大する見通しです。
 今年は、中期経営計画「TOPY Active & Challenge 2025」の折り返しの年となります。社会が要請するサステナビリティやカーボンニュートラルへの対応が迫られている中、当社グループが持続性を担保するには、品質の向上などによる高付加価値製品の拡充等の利益率を高めるための努力が欠かせません。中期経営計画の諸施策を完遂することを前提に、その先を見据えた取り組みが必要です。
 不確実性の高い社会環境の中、意識を変えてトピー工業グループが一丸となり課題に立ち向かっていきましょう。

【スローガン】

意識を変えて「Oneトピー」で全力推進!
~「TOPY Active & Challenge 2025」その先へ~

【重点課題】
1.形ある考動と思いやりで健康・本質安全・品質の追求
~休業災害ゼロ、三恥クレーム(異品納入、表示違い、員数違い)撲滅~

2.アライアンス強化による海外事業の再構築と国内事業基盤の深化
~構造改革推進、生産性向上、販売価格適正化~

3.やってみる風土づくり、技術への執着、育て上げる体制で新製品・技術の創出
~チャレンジ精神で技術創出サイクルの加速~

4.自律的人財育成と働きがい改革で活力ある職場づくり
~働き方改革から働きがい向上へ~

5.サステナビリティを意識した企業風土の醸成
~マテリアリティ(重要課題)の理解と取り組み推進~