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理論で、モノづくりを究めていく。

学生時代は社会人になったら勉強しないものだと思っていましたが、それは大きな間違いでした。人生で一番勉強するのは、社会人になってからです。ですから、これまで学んだことにとらわれず、何をやってみたいか、どこでなら学び、成長していけるかを基準に考えてみることをお薦めしたいです。

職人の誇りと理論を融合する。

「ものをつくるっていいな」。子供のころから鋳物屋を営んでいた祖父の姿にあこがれていた私は、ずっとそう思い続けていました。大学では金属について学び、就職活動も「鉄」を扱う企業を回っていました。日本を支えてきた基幹産業で自分の力を発揮したい。いち早く一人前の技術者になりたい。私が望むすべてを満たしていたのがトピー工業でした。

私が所属する圧延技術グループは、最先端の技術を駆使して鉄鋼製品の製造方法や工程を改善することがミッションです。各工場にはブレーンとなる技術者が1名ずつ配置され、「より良い製品をより安く」というモノづくりの理想形を目指し、理論に基づき品質や生産性の向上を実現していきます。私が担当するのは、加熱した鉄を2本のローラーに通し製品の形状を成型する圧延工程。

1年目から生産技術の改善業務に携わってきましたが、現場で働く方々はそれぞれ経験と誇りを持っていますので、生半可な知識や理論では受け入れてもらえません。求められるのは、徹底的に仮説と検証を繰り返すこと、そして現場の安全や作業のしやすさを考慮した改善策を提案すること。そうした一つひとつの積み重ねが信頼につながり、現場との絆が生まれ、より質の高い業務を行うことができます。「いいものをつくりたい」。目標は同じですが、誰もが納得できる“技術者の仕事”をしないかぎり、認めてはもらえない。製造業の基本は現場です。現場で働く方々の誇りと自身の理論を融合させ、一体となる。そこには、何にも代えられないほどのやりがいを感じることができます。

人生は、勉強の連続である。

私たちが担うもうひとつのミッション。それは、お客様の要求する形状の製品を開発することです。トピー工業では他メーカーにない「多製品小ロット」の生産を行っているため、お客様と対話しながら独自の価値を実現していく仕事を経験できます。お客様が求める仕様に合わせて、最適な生産方法を徹底的に解析・検証していく過程は、技術者の腕の見せどころ。実際に新製品を試作するときには通常の生産ラインを止めて臨まなくてはならないため、精度の高い設計が求められます。試作時にすべての作業指示を行うのは開発者である私の仕事。1つの工場が私の指示で動く。試作の醍醐味でもありますが、責任も重大です。それゆえ、苦労を重ねてお客様から評価されたときには、モノづくりで世の中に貢献していることを実感できます。

常に心掛けているのは、向上心を忘れないこと。モノづくりの現場では、金属学のみならず、機械や制御、統計学など幅広い知識が必要になりますし、大学で学ぶ机上の学問とは比べ物にならないほどの深さが求められます。一通りの基礎は学んできましたが、社会に出るともっともっと勉強することがたくさんあります。技術者として一流になりたい。その一念で幅広い分野に精通していきたいと考えています。上を見れば、優秀な技術者がたくさんいますから、決して今の自分に満足することなどあり得ません。ゴールはどこにあるのか。いつか自分が求める場所にたどり着けるのか。それはわかりませんが、チャレンジし続けることで、人としても、技術者としても成熟していきたいと考えています。