トップメッセージ

トップメッセージ

トピー工業株式会社 代表取締役社長 藤井 康雄
中期連結経営計画

トピー工業グループを取り巻く事業環境は、世界的には新興国を中心に自動車需要や鉄鋼需要の拡大が期待される一方で、人口の減少や高齢化の進展等により国内需要の拡大は期待できないと見込まれます。また、回復が遅れている建設機械および鉱山機械需要については、先行き不透明感があるものの世界の人口増加や都市化率の上昇を背景に長期的には伸長していくと予想されます。
新中期経営計画では、グローバルでの“成長”と高収益体質への“変革”を引き続き推進し、自動車・産業機械部品事業を成長ドライバーと位置付け、グローバルでの事業展開を加速することで、持続的な成長を目指します。また、独自技術の新たな活用方法を創造し、新事業へ挑戦します。

2016年3月期 決算 営業概況のご報告

当連結会計年度における世界経済は、米国は回復が続き、欧州も持ち直したものの、中国の景気減速及び新興国の足踏み状態が続き、全体としては緩やかな回復となりました。わが国経済は、企業収益の改善を背景とした設備投資の持ち直し等により、緩やかな回復基調で推移したものの、個人消費や鉱工業生産等に弱い動きが続き、回復の踊り場感が見られました。

このような状況下、当社グループは、グローバルでの“成長”と高収益体質への“変革”を基本方針とした中期連結経営計画「Growth & Change 2015」を推進してまいりました。その一環として、トピー・エムダブリュ・マニュファクチャリング・メキシコS.A. DE C.V.(メキシコ グアナファト州)において乗用車用ホイールの生産を開始いたしました。発電事業では事業の見直しを実施し、特定規模電気事業者への電力供給を新たに開始しました。また、鋼材の適正な販売価格の維持を図るとともに、需要に応じた生産体制の構築や生産性の向上、省エネ等のコスト改善、さらに、中国建機部品事業及び鉱山用ホイール事業の再建に取り組んでまいりました。

その結果、当連結会計年度における当社グループの売上高は2,158億7千2百万円(前期比9.2%減)となりましたが、営業利益は100億円(前期比55.7%増)、経常利益は88億6百万円(前期比45.8%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益については、中国の生産拠点の集約等に伴う特別損失を計上したことにより、17億円(前期比27.9%減)となりました。

今後のわが国経済は、雇用・所得環境の改善や政府の経済対策等により、緩やかに回復していくと期待されるものの、中国や新興国経済の景気減速、米国の金融政策正常化による影響等の不安材料があり、当社グループを取り巻く事業環境は予断を許さない状況が継続するものと思われます。

このような経営環境下、当社グループは、成長が見込まれる海外市場に対して積極的に事業展開を図るとともに、国内のモノづくり基盤を強化することによって、企業価値の一層の向上に努めてまいります。今後もコーポレートメッセージ「One-piece Cycle」が表す「素材から製品までの一貫生産」の優位性を発揮し、トピー工業グループの一貫利益の追求とさらなる躍進を図ってまいります。

2016年5月

トピー工業株式会社 代表取締役社長
藤井 康雄