基本方針

 トピー工業グループは2012年度から“Growth&Change”をスローガンに掲げた一連の中期経営計画で、「グローバルでの“成長”」と「高収益体質への“変革”」に取り組んできました。海外需要の拡大と国内需要の縮小という長期トレンドに変化はなく、G&C2021は、G&Cの最終ステージと位置づけています。
 中期経営計画では「G&Cの完遂と次なる成長に向けて」を基本方針として、G&C2018で拡充した事業の収益力向上に軸足を置き、次なる成長に向けたキャッシュフロー創出能力の拡大を図ります。並行して、お客様や社会のニーズを捉えた新事業・新製品の開発に引き続き取り組み、2021年の当社創立100周年を越えて持続的な成長を目指します。

数値目標と計数計画

数値目標

計数計画

維持投資は、3年間で約 370 億円を計画しております。その他成長戦略投資として約150 億円を予定しております。 

重点テーマ

(1) 収益力向上

 当社グループの主要事業である自動車・産業機械部品事業および鉄鋼事業は、営業利益を重視し、収益力向上を図ります。G&C2018において実施した成長施策の成果を確実に刈り取るとともに、お客様のニーズと当社グループの強み弱みを踏まえた施策、企業規模の拡大に対応したバリューチェーン全体のさらなるコスト改善を推進します。

(2) グループシナジーの発現

 2018年度から当社グループに加えたリンテックス㈱および旭テック㈱と、シナジー効果を最大限発揮すべく、以下の取り組みを推進します。
(リンテックス㈱とのシナジー効果)
 乗用車用スチールホイールの国内需要減少に対応した国内外生産体制の最適化や設計・技術・購買の共通化によるコスト改善および生産性向上
(旭テック㈱とのシナジー効果)
 米国・欧州等のグローバルでの乗用車用スチールホイールとアルミホイールの販売連携による相互拡販と設計・技術・購買の共通化によるコスト改善および生産性向上

(3) 戦略製品の拡充

 化粧品の基礎原料である合成マイカは、G&C2018で増強した生産能力を活用し、国内外において成長が見込まれる需要を捕捉します。クローラーロボットは、従来のタイヤ方式と差別化したAGV(無人搬送台車)として、労働力不足を背景に需要の拡大が見込まれる市場に本格参入します。
また、自動車・産業機械部品事業では、自動車メーカーの車体軽量化ニーズに対応した軽量化ホイールの開発を加速するとともに、高意匠性を追求したホイールの開発を推進します。鉄鋼事業では、当社グループの強みである異形形鋼の製造技術と加工技術のさらなる深化を図るとともに、新製品TACoil®(ティーエーコイル)の大型化等により差別化を図ってまいります。

(4)イノベーションへの挑戦

 独自技術を磨き、未来へ挑戦するための研究開発費を増額し、製品・技術開発力の強化を図ります。また、モノづくり強化に向けた生産現場のIoT活用によって、スマートファクトリー化を推進します。加えて、G&C2018で成果を挙げた働きがい向上活動やダイバーシティ推進に継続して取り組み、創造的な職場づくりに注力し、次の100年を担う人材確保・育成を図ります。

(5)さらなる経営基盤の強化

[E]環境にやさしい、配慮した生産工場・拠点でのモノづくりを目指します。
[S]社会に貢献する製品の提供と地域貢献活動を推進します。
[G]リスクの未然防止と最小化を目指したガバナンス体制強化に取り組みます。