トピー工業が開発した技術の一部をご紹介いたします。

スチールホイールの最適化設計・製造技術

スチールホイールは軽量化、高意匠化が求められています。これらのニーズに対応するため、形状寸法最適化システムを開発しました。形状寸法の設定から、その後の成形解析や各種強度評価といった一連のシステムを開発したことにより、効率的に優れた製品を得ることができるようになりました。これらの技術は新製品開発において積極的に活用され、開発期間の短縮に寄与しています。

アルミホイール鋳造条件、強度解析システム

アルミホイールはデザインが多様化した結果、製品形状が複雑化するとともに、高い鋳造品質が求められています。これに対応するために凝固解析システムを研究し、最適鋳造条件の設定をはかっています。
また、アルミホイールは軽量化が強く要請されています。従来は製品試作、強度試験を繰り返しながら開発を行っていたため、長期の開発期間を要していました。この開発期間を短縮するため、設計図面段階でホイール各部分の応力、歪みを解析し、強度予測を行うFEM解析システムを開発しました。

TOPY CORMILL SYSTEM

東京大学生産技術研究所の柳本助教授(現教授)が開発したCORMILL SYSTEMを改良したトピー工業独自の3次元剛塑性FEM圧延解析システムです。
従来は、粘土や鉛を用いたモデル実験にて孔型設計を行ってきましたが、このシステムにより、一般形鋼製品から圧延が難しい非対称の異形形鋼製品まで解析が可能となり、新製品向け新規ロールの設計開発期間短縮、および既存圧延製品の品質改善・コスト低減に大きく貢献しています。