人の出入りが難しい狭い場所や危険な場所などに人の代わりに安全かつ確実に進入し、隅々まで調査することができるロボットです。当社が開発したクローラベルトは建設機械用部品の履板・履帯の技術を駆使し、ほかの移動機構を持つロボットに比べ瓦礫などの不整地での走破性が高いものとなっています。
なお、LED付きハイスペックカメラにより床下や設備内部を細かくチェックすることが可能です。 

特長

  1. 世界最小クラス。狭く入りにくい場所へスムーズに入り込むことが可能。
  2. 可動式の高精度カメラを搭載し、全方位死角がなく、見落としがちな欠陥や不具合箇所も調査可能。
  3. カビ、埃、湿気、有毒ガスなど人体に悪影響を及ぼす環境下でも迅速に調査可能。
  4. 遠隔操作による点検が可能。点検結果をデータとして保存でき、それにより業務効率が向上。
  5. 充実したオプション品でさまざまな利用環境に対応可能。

製品紹介

項目 床下・設備点検ロボット「エニーライト」
本体部 寸法 全長410mm×幅284mm×全高約220mm
質量 約9kg
走行速度 最大約1.0km/h(3段階に切り替え可能)
段差の乗り越え 約75mm
照明 高輝度LED照明(照度調整可能)
動作時間 約1.5時間(使用状況によって異なります)*充電時間4時間
カメラ部 解像度 800×600(SVGA)
画素数 130万画素
ズーム 光学:36倍、デジタル:8倍

製品の魅力

▼光学36倍、デジタル8倍の可動式カメラで全方位死角なし

パン(水平可動)350度・チルト(垂直可動)90度の可動式カメラが全方位を撮影。さらに光学36倍・デジタル8倍のズーム機能により2m離れた位置から0.1mmの亀裂を判別可能。

 

▼高輝度LED照明塔載

照度可変可能な高輝度LED照明で暗い場所も明るく照らす。

▼自社開発バッテリー搭載

高品質なセルを使用した自社開発バッテリーを搭載。

▼段差乗り越え性能を追求した特殊クローラー

クローラー半径の1.3倍の段差を乗り越えるハイトラクションクローラーが、従来の限界を破る乗り越え性能を発揮します。

▼確実な不整地走破性を兼ね備えた高強度、超軽量、当社オリジナルのクローラベルトを採用

  • 超軽量で高い機動性を実現したコンパクトな日本初のクローラーロボットモジュールです。
  • クローラー半径の1.3倍の段差を乗り越えるハイトラクションクローラーが、従来の限界を破る乗り越え性能を発揮します。
  • 無線LAN方式で容易に遠隔操作。また、有線式遠隔操作にも対応します。
  • カスタマイズ可能な小型・中型・大型の3タイプのラインナップをご用意しています。
  • 開発ニーズに合わせた各種装備品の装着が可能です。

※ラグピッチを長くすると走行安定性が悪化。

  1. ラグが折れ曲がって段差側面に接触するためクローラ半径よりも30%高い位置でラグが引っ掛かる
  2. クッション性が良く高速走行に適し走行振動が低い 

点検箇所の状況が手にとるようにわかるコントロール画面

▼床下状況をリアルタイムに映し出すカメラ映像を表示

カメラの動きに合わせて点検箇所の映像をリアルタイムに表示します。カメラ映像のほかコントロール画面全体も記録できるため、情報の共有化、報告書の作成も容易です。タッチパネル式パソコンを使用の場合には、ワンタッチで見たい所へカメラが移動します。

 

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