当社グループは1921年、東京都江東区に「宮製鋼所」として創業しました。その後、1964年に鉄鋼・ホイール・建設機械用足回り部品などを製造する4社が統合し、「トピー工業」が誕生。これにより、「鉄をつくり、鉄をこなす」という高い技術力と、素材から最終製品の加工までを行う一貫生産体制が整い、経営の安定を支える基盤が一層強固になりました。さらに、鉄鋼事業で培かってきた電気炉技術を生かし、化粧品原料となる合成マイカ等の製造・販売や事業用地を活用した不動産賃貸、スポーツ施設の運営など、多彩な事業にも取り組んでいます。
大正・昭和・平成・令和と時代が移り変わるなかで、当社グループは高度経済成長や石油ショック、バブル景気の崩壊、リーマンショックなど、数多くの社会変動を乗り越えながら事業を拡大してまいりました。現在では海外7カ国に16生産拠点を構え、自動車・建設機械メーカーなどの現地調達ニーズに対応するグローバル供給体制を整え、多様化する市場からの要請に迅速かつ柔軟に応えています。
また、当社グループは2050年の豊かで持続可能な社会を実現するために、サステナビリティ長期ビジョン「TOPY Sustainable Green Vision 2050」を掲げ、グループの強みを生かした新たな価値の創造と社会課題の解決を目指すサステナビリティ経営を推進しています。今後も、持続可能な社会と事業の発展を両立させるために挑戦を続け、ステークホルダーの皆さまから末永く信頼される企業であり続ける所存です。引き続き、皆さまのご支援とご指導を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。