マイカ(雲母)は鉱物の一種で、水晶などに含まれるケイ素と呼ばれる元素を主成分としています。結晶中ではケイ素と酸素からなる四面体がシート状になっており、このような構造を持つために種々の面白い特性を持ちます。
当社は、1972年に合成雲母の応用開発への取り組みを開始し、1987年には化粧品の原料となる高品質合成マイカの実用化に成功しました。

 

合成マイカは天然に存在するものとは異なり、高純度の原料より製造されますので、以下の特長があります。

 

  1. 重金属類などの不純物を含まず安全
  2. 天然のものに比べて色にくすみがない
  3. 水酸基(OH)をフッ素(F)で置き換えているために、より高温での使用が可能

 

現在、フッ素金雲母を熔融合成しています。合成により得られたマイカは不純物を含まず、無色透明な結晶となります。この結晶に高い機能を付与するため、粉砕、表面処理、有機物との複合化が行われ、トピーマイカは幅広い分野で使用していただいています。