現代のサプライチェーンにおいては、グローバル化・複雑化が進展しており、人権、倫理、環境、情報セキュリティなどの世界的な規模の問題への対応が重要な課題となっています。また、政情不安、天候不順・異常気象、市況・為替変動、技術・情報漏洩などの調達に関連するリスクが高まっており、当社グループの安定的かつ効率的な生産活動を継続的に支える調達を実現する必要があります。
当社グループは、このような課題への対応として、2022年に「トピー工業グループ 調達方針」および「トピー工業グループ サプライチェーンマネジメント方針」を制定いたしました。これらの方針に従い、当社グループは、サプライチェーンを構成するすべてのお取引先さまとの相互理解と信頼関係の構築を通じ、高い倫理観の下、人権保護や地球環境保全をはじめとした安全・安心なサプライチェーンの構築・維持に努力し続け持続可能な社会の実現に貢献するとともに、お取引先さまに高いレベルの品質・納期・コストを維持していただくことで、当社グループの安定的かつ効率的な生産活動を実現させます。
また、「サプライチェーン全体の共存共栄と規模・系列等を超えた新たな連携」および「振興基準」※の遵守を推進することをうたった「パートナーシップ構築宣言」を公表し、お取引先さまとのより良い関係の構築を進めています。
※「 振興基準」とは…親事業者と下請事業者との望ましい取引慣行のこと。当社では取引適正化の5分野⦅(1)価格決定方法の適正化、(2)型管理などのコスト負担の適正化、(3)手形などの支払条件の適正化、(4)知財・ノウハウの保護、(5)働き方改革に伴うしわ寄せの防止⦆を重点項目と設定しています。
当社は、内閣府や中小企業庁などが関係経済団体とともに推進する「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」が創設した「パートナーシップ構築宣言」の趣旨に賛同し、2021年12月に「パートナーシップ構築宣言」を公表しました。当社は、本宣言に則り、「サプライチェーン全体の共存共栄と規模・系列等を超えた新たな連携」および「振興基準※」の遵守に取り組んでいます。
※振興基準:親事業者と下請事業者との望ましい取引慣行。
