危機体感道場とは
従業員を災害や事故から守ることは、企業にとって重要な責任です。従業員の安全は、製品の安定供給を支え、お客さまからの信頼につながります。また、従業員自身や家族の安心を生み出し、健康・安全な社会づくりに貢献します。
こうした考えから、当社グループでは、全社目標の一つに休業以上の“災害ゼロ”を掲げています。この目標を実現するために、豊橋製造所では擬似的に危険を体験できる「危険体感道場」を 2013年に設立しました。職場で実際に使用する機器等を用い、重大なけがにつながる可能性の高い災害を擬似体験することで、不安全行動・不安全状態の怖さを再認識する研修を実施しています。
「危険体感道場」では、今後も現場での安全管理につながるプログラムを実施し、従業員の安全衛生管理を進化させていきます。
危険体感道場では、過去の事故の事例などから体感対象となる危険を抽出し、「危険体感メニュー」を作成しています。特に挟まれ災害は、発生頻度が高かったことで最優先の体感項目となっています。危険を擬似体験する体感機は、できる限り所内各所の資材を流用し、自分たちで現場の作業に合ったものを自主制作しています。
現在は24種類の危険についてのリアルな体感と、12種類の危険についてのバーチャルリアリティ(VR)での体感が可能となっています。作業の中にひそむ危険をカラダで感じることで、安全への意識を変える気づきを得ることができます。
さらに、地元の高校生やインターンシップ研修のカリキュラムに危険体感・VRを織り込んだり、機器構造の教育でも実際の体感機を活用した研修を実施する等、さまざまな機会で有効活用しております。
【2024年度参加人数】
危機体感:551名 VR:245名
危険体感メニュー
作業のなかにひそむ危険をカラダで感じる。安全への意識を変える気づきが生まれます。
1. 巻き込まれ・挟まれ危険体感
2. 高所作業危険体感
3. 玉掛け危険体感
・玉掛け挟まれ体感
・荷崩れ体感
・玉掛け一本吊り体感
4. 大ハンマー振り下ろし体感
5. バール足元危険体感
9. 電気感電危険体感
・電気過電流体験
・電気漏電体験







