危機体感道場とは

従業員を災害や事故から守ることは、企業にとって重要な責任です。従業員の安全は、製品の安定供給を支え、お客さまからの信頼につながります。また、従業員自身や家族の安心を生み出し、健康・安全な社会づくりに貢献します。
こうした考えから、当社グループでは、全社目標のひとつに“災害ゼロ”を掲げています。この目標を実現するために、豊橋製造所では擬似的に危険を体験できる「危険体感道場」を設立し、2013年7月1日に実践研修を開講しました。職場で実際に使用する機器等を用い、重大なけがにつながる可能性の高い災害を擬似体験することで、不安全行動・不安全状態の怖さを再認識する試みです。「危険体感道場」では、今後も現場での安全管理につながるプログラムを実施し、従業員の安全衛生管理を進化させていきます。
危険体感道場では過去の「事故の事例」などから体感の対象を抽出し、「危険体感メニュー」を作成しています。特に挟まれ災害は、発生頻度が高かったことで最優先の体感項目となっています。危険を擬似体験する体感機は、できるかぎり所内各所の不急品を流用し、自分たちで現場の作業にあったものを自主制作しています。
【2023年度参加人数】
危機体感:366名
危険体感メニュー
作業のなかにひそむ危険をカラダで感じる。安全への意識を変える気づきが生まれます。
1. 巻き込まれ・挟まれ危険体感
2. 高所作業危険体感
3. 玉掛け危険体感
・玉掛け挟まれ体感
・荷崩れ体感
・玉掛け一本吊り体感
4. 大ハンマー振り下ろし体感
5. バール足元危険体感
9. 電気感電危険体感
・電気過電流体験
・電気漏電体験